葬儀の現場に立つ私たちが、日々心の中で繰り返している問いがあります。
「自分たちは、ご遺族の深い悲しみにどこまで寄り添えているのだろうか」
「単に儀式を滞りなく進めるだけでなく、この『グリーフ(喪失による深い悲しみ)』に対して、どんな役割を果たせるのだろうか」
大切な方を亡くしたご遺族の心は、計り知れない激動の中にあります。現実を受け入れられない感情、あるいは言葉を失ってしまうほどの茫然自失。
葬祭スタッフである私たちは、そうした悲しみの渦中にある方々と、人生で最も繊細な瞬間に立ち会わせていただいています。
■葬祭スタッフにおけるグリーフケアの位置づけ
私たち葬祭スタッフの果たすべき役割は、むしろ「悲しむことを安心して行える安全な環境を整えること」にあると考えています。
◇ご遺族が泣きたい時に声を上げて泣けること。
◇思い出を語りたくなった時に、静かに耳を傾ける人がいること。
◇言葉にならない想いの中、ただ故人様との最後の時間を過ごせること。
そうした時間と空間を守ることこそが、私たちがご提供できる最善のサポートかも知れません。
ケアの一助となるために、日々問い続ける
「私たちはグリーフケアの一助となるよう努めるべきなのか?」
この問いに対する私たちの答えは、「寄り添う存在であり続けたい」という姿勢です。
悲しみ(グリーフ)は病気ではなく、大切な存在を失った人間として自然な愛のあらわれです。
だからこそ、第三者が安易に「癒そう」「乗り越えさせよう」とするのはおこがましいのかもしれません。
ですが、深い暗闇の中にいるとき、ほんの少しでも「自分の悲しみを受け止めてくれる人が隣にいる」と感じていただけたなら——。
その小さな安心感が、ご遺族が少しずつ歩みを進めるための微かな光になると信じています。
最後に
打ち合わせの一つひとつのやり取り、お別れの場での静かな立ち振る舞い、ご遺族のお話に耳を傾けるその瞬間。そのすべてに「どう寄り添うべきか」という自問自答を込めながら、私たちは今日もご遺族の傍らに立っています。
大切な方を送るかけがえのない時間が、ご遺族の心にとって少しでも穏やかな救いとなるよう、これからも一つひとつのご縁に誠心誠意向き合ってまいります。
株式会社山村陽一葬儀店
住所:青森県八戸市小中野1丁目1−6
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